K様の現在のお住まいは10年前に中古住宅をご購入されたもので、その際、キッチンや内装はリフォームを完了されていましたが、浴室や洗面脱衣室はそのままご使用されていました。特に浴室は在来工法のタイル壁の浴室で、細かいひび割れが気になっていましたし、入り口の段差や、ステンレスの深型浴槽のまたぎ、タイルの洗い場の冷たさや冬場の浴室の寒さが 年々、身体にこたえてきていました。そんな折、営業担当者がガス漏れ警報器の更新でお伺いした際、「浴室をリフォームしたい。」というご夫婦のお話を聞き、TOTOショールームイベントにお誘いし、システムバスをおすすめさせて頂きました。実際に浴槽の入り具合や洗い場床の感触をご体感いただいた事でその良さをご理解いただけたようでした。ちょうど給湯器も9年目でしたので一緒に工事をさせていただく事になりました。寒さ対策を含めたプランをとても気に入っていただき、ご家族がより快適な毎日を過ごせるお手伝いが省エネリフォームで実現出来る事となりました。
省エネリフォームとして
①システムバスはTOTOサザナ1216サイズSタイプを採用。
気になっていた入り口の段差や浴槽のまたぎ高さが解消されただけでなく、ホワイトカラーを選んでいただいた事で、見た目が以前より明るい浴室になりました。
②洗面化粧台は、TOTO Vシリーズ600型を採用。
600型に変更した事で洗濯機との間隔を確保。使いにくかった壁収納を使いやすく、扉も付けて見た目もすっきり出来ました。
③浴室の窓はもともと出窓になっていましたが、そのままフリーサイズ窓枠の奥行きの深いものを加工使用した事で、窓の位置替えなどをせずに断熱サッシに新調出来ました。(トステム ディオPGを採用)お気に入りだった見た目の奥行き感を残す事が出来ました。窓の開閉は奥行きがある為、もともとやりにくかったのですが、以前は換気扇もなかった為に湿気が気になっていましたが、天井カワックを新設した事で、窓を閉めたままでも換気が出来るようになりました。また、冬場の暖房としても使用できますので、断熱仕様プラス暖房で、寒さ知らずのお風呂で使っていただけます。
④洗面脱衣室は2重窓のトステム プラマードUを採用。こちらも断熱仕様とし、お部屋の断熱施工とダブルで寒さの緩和が出来るようにいたしました。
⑤風呂給湯器をエコジョーズに新調した事で、断熱リフォームとプラスして、より省エネ化が出来ました。
プラマードUの詳しい説明はこちらへ
省エネリフォーム基準に合わせた施工内容を確実に行うようにいたしました。
①システムバス施工に関しては、施工要領通りにシステムバス施工を行うようにいたしました。洗面脱衣室、浴室共、きっちり断熱材を施工いたしました。断熱材は、床下には旭ファイバーグラス㈱製の床用断熱材「アクリアUボードNT」、壁には同じく旭ファイバーグラス㈱製の「アクリアネクスト」を使用いたしました。この断熱材は、有害な科学物質であるホルムアルデヒドを使用しないグラスウールであり、環境だけでなく健康にも配慮したものを使用いたしました。
②断熱施工として、隙間には気密テープ施工もきっちり行い、完成後に省エネリフォームとしての成果が上がるよう、
確実に行いました。
2、3年後にするなら身体も動ける今しておこうと思い切りました。以前のお風呂より明るくて広い感じに見えますね。窓の開け閉めもカワックに換気機能が付いているので安心です。寒かったお風呂ですが暖かくしてもらったので良かったです。洗濯機の間も広くなったので収納が使いやすく扉が付いて見た目も良くなり満足しています。
タイルの浴室でしたので、省エネリフォームとして建物への断熱施工、窓断熱にプラスして省エネ機器のご提案をさせていただきました。本来ならお家全体を断熱施工するのが理想とは思いますが、浴室と洗面脱衣室の2室だけでも、今の不便さを解消し、ゆったりと浴室で過ごす時間をより快適なものとしていただける事も大切な事だと思います。
これからも長くお住まいいただくお家です。今回、きっちりした断熱施工とご提案をさせていただけた事が良かったと思います。今後もそれぞれのお家にとって何が大切かという事にこだわりながらご提案をしていきたいと思います。
担当 若林 正也
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